分割決議60年、占領40年、第一次インティファーダの発生から20年を経た今、劇的に変化を遂げた世界と日本のあり方を見ると、私たちとこの地の人々との関係は、「連帯」どころかますます困難で複雑なものとなってしまっている。
パレスチナの情勢に注目するなかで、私たちがこの社会のあり方を問い、日常の中での抵抗を支える根拠を作り出すにはどうしたらよいのか。この日本の社会の中で、どんな立場でパレスチナに関わればよいのか。
ともに議論の場を作るための1冊。
■シンポジウム:パレスチナへの視線と抵抗の暴力・再考
パネラー:太田昌国・役重善洋
関わりかたの変化をどう活かすのか
国際社会の反応の鈍化と武装闘争
非暴力直接行動への視線
四〇年─変革への確信と失敗の時間
なぜ米国とイスラエルは許されるのか
何が直接≠フ場足りうるのか
主体自身による新しいスタイルが必要
一人ひとりの生き様に迫る想像力
時代状況の激変を民衆がどう捉えるか
非暴力闘争における言葉
反テロ─戦争段階への格上げの詐術
権力へ転化する暴力をどう考えるのか
国際社会の側の変革が呼び掛けられた
■作品紹介『ビリン・闘いの村』
■報告を兼ねてバラータに訪問
■附録
[地図]ヨルダン川西岸地域の分離壁(部分)
壁─ビルイン村における抵抗の現場
[年表]パレスチナと「連帯・支援運動」の歴史をふりかえる
タイトル
『パレスチナ・占領40年と抵抗のかたち
ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉発足1周年集会……2007.10.20 報告集』
仕様 B5版中綴/32頁
頒価 300円
発売日 2007年11月18日
発行元(自主制作) <ミーダーン>パレスチナ・対話のための広場