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【080425】昨年来日のイラン・パペ講演、書籍に

1948年、大災厄(ナクバ)から60年
刮目の講演集、ここに刊行!


報告集表紙
イラン・パペ、パレスチナを語る
 ──「民族浄化」から「橋渡しのナラティヴ」へ

イラン・パペ【語り】
ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉【編訳】
四六判上製・292頁 定価2800円+税 つげ書房新社
ISBN978-4-8068-0583-0 C0031 Y2800E

ニュー・ヒストリアン(新しい歴史家)として、イスラエルの「建国神話」の中核に根ざしたパレスチナに対する「民族浄化」を剔抉しつづけてきた歴史家、イラン・パペ初の日本語テクスト。

 パレスチナ/イスラエル双方からナショナリズムを乗り越える、「橋渡しのナラティヴ」へむけた対話の模索。

 「共に生きることを望むなら、彼らを2つの国に分けることはできない」(パペ)

《目次より抜粋》
【解題】 シオニズムを、イスラエルを、イスラエル人として問い直す営為(臼杵陽)
【講演】民衆の共存に向けた歴史の見直しを(イラン・パペ)
【会場討論】 下からの歴史をつくっていくために、個々人が果たしうることは
【講演】 パレスチナの「民族浄化」は、なぜ現在も続くのか(イラン・パペ)
【会場討論】 共に生きることを望むなら、二つの国に分けることはできない
【講演】 歴史のナラティヴに挑戦すること(イラン・パペ)
【会場討論】 共生の領域を、あるいはそれを創り出す努力の領域を探る


    《著者略歴》イラン・パペ(Ilan Pappe)
     1954年、イスラエル生まれ。エクセター大学(=イギリス)歴史学部教授。第1次中東戦争(1948年)に関する論文で、1984年オックスフォード大学博士号を取得。帰国後、ハイファ大学政治学科講師に就任し、シオニズムを批判する立場からの研究を積み重ねる。
     その研究に対するイスラエルの学界からの反発と、パレスチナ人学生の論文評価をめぐる学内での対立により、ハイファ大学を追放されかかるが、国際的な非難の声を受けて処分を覆す。反シオニスト左派のオルタナティブ・インフォメーション・センターが発行する英字雑誌News from Withinにも頻繁に寄稿・発言するなどの活動も精力的に行なっている。
     近著『The Ethnic Cleansing of Palestine』(Oneworld Publications/2006年)
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