■問題提起
土井敏邦(フリージャーナリスト)
平山健太郎(元NHK解説委員)
越田清和(国際協力論/さっぽろ自由学校「遊」)
■日時 10月18日(土)18時開場・18時15分開始(21時終了予定)
■場所 文京シビックセンター区民会議室4階ホール
[所在地]文京区春日1ー16 ー 21
[地図]
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
[交通]東京メトロ丸の内線・南北線後楽園駅徒歩 1 分
都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅徒歩1 分
JR総武線水道橋駅徒歩8分
■参加費 800円
エルサレムの重要性は誰にとっても明らかな一方で、パレスチナ人たちの政治言説からもしばしば抜け落ちて来たパレスチナの〈辺境〉ヨルダン渓谷地帯。ここで日本が進める開発計画「平和と繁栄の回廊構想」は、イスラエルの占領政策全体とどのように関わるのだろうか。2007 年に来日したヨルダン渓谷住民ファトヒ・クデイラートさんの証言を踏まえつつ、外交戦略としてのODA を活用して来た日本で暮らす私たちの視点から、日本の開発援助のあり方を問題化する。
今年2008年はイスラエル建国によってパレスチナ社会 が崩壊し、パレスチナ人が難民化された大災厄〈ナクバ〉から60年目の年 です。パレスチナを取り巻く状況と抵抗運動のあり方が劇的な変化を遂げたこの歳月をふり返るとき、そしてこの地における出来事が世界全体と関わりをもつことがかつてないほど明らかにされている現状に思い至るとき、この〈ナクバ60年〉が単なる回顧や一区切りとして切り縮められてしまってはならず、問題を共有しうる領域を広げるための〈窓〉として真に生かされなくてはならないと感じます。
人権や民族自決といった普遍的に依拠しうる概念が これほどないがしろにされ無力化されたパレスチナという場所にあっては、さまざまな立場の人々の活動/研究領域における経験知が共有され、多様な方法が蓄積・共有されることが必要です。その努力の表現として私たちミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉は、できるだけ多様な視点からの問題提起を受けとり、持続的に討論をする機会をもつことを選びました。参加される方それぞれによって〈広場〉が続けられ、至るところに拡散されることを願っています。